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連載シリーズ第2回「BRCA遺伝子と乳がん・卵巣がんの関係」
前回の記事では、「遺伝性がん」とは何か、そしてそれを知ることの大切さについてお話ししました。今回は、その中でも特によく知られている 「BRCA(ビーアールシーエー)遺伝子」 について取り上げます。 💡 BRCA遺伝子とは? BRCA1とBRCA2は、体の中で「DNAの修復」を助ける遺伝子です。私たちの細胞は毎日少しずつダメージを受けますが、この修復機能によって正常な状態を保っています。しかし、このBRCA遺伝子に生まれつき変化(=変異)があると、DNAの修復がうまく働かず、がんのリスクが高くなることがあります。 特に女性の場合、 乳がん 卵巣がん のリスクが通常より高くなることが知られています。 📊 どのくらいリスクが上がるの? 研究によると、BRCA1またはBRCA2に変異を持つ女性では、 一生のうちに乳がんを発症するリスクが約60〜80% 卵巣がんを発症するリスクが約20〜40% と報告されています(一般の女性のリスクは乳がん約12%、卵巣がん約1〜2%程度)。また、男性でもBRCA変異を持つ場合、前立腺がんや膵臓がんなどのリスクがやや高
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5 日前読了時間: 2分


11月は糖尿病啓発月間 〜血糖値を知ることから健康を守る〜
11月はアメリカでは American Diabetes Awareness Month (糖尿病啓発月間) として、糖尿病の予防・早期発見・管理の重要性を呼びかける時期です。 糖尿病は誰にでも起こりうる病気であり、特にアジア系(日本人を含む)は、やせ型でも発症しやすい傾向があることが知られています。 ふらっとでは、在米日本人の皆さんがアメリカで安心して糖尿病の検査や治療を受けられるよう、正しい情報をお届けします。 🇺🇸 アメリカで糖尿病が増えている理由 アメリカでは現在、約3,400万人が糖尿病を持ち、8,800万人が「前糖尿病」と言われています。糖尿病は放置すると、心臓病や腎臓病、視力障害など深刻な合併症につながりますが、 早期に発見し、適切に管理すれば予防できる病気 でもあります。 在米日本人の方の場合、 生活リズムや食習慣の変化 英語での診察や保険制度への不安 和食とアメリカの食文化の違い など、糖尿病のケアに関して特有の課題を抱えることがあります。 🍱 血糖値を安定させる生活のヒント 食事バランスを見直す...
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11月13日読了時間: 2分


2025年12月5日開催:FLAT・ふらっと無料ウェビナーシリーズ「一人で悩まないで。子どもの発達と発達障害〜我が子の発達、疑わしい?〜」
お子さんの発達に不安を感じた時、「どこに相談したらいいの?」「これは普通なの?」と迷うことはありませんか?FLAT・ふらっとでは、そんな疑問や不安を抱える保護者の方のために、無料webinarを開催します。 🧠 テーマ:子どもの発達と発達障害 〜我が子の発達、疑わしい?〜 「スペシャルニーズ」と一言でいっても、そのケースはさまざまです。 発達がゆっくりに見える、言葉が遅い、集団になじめない…そんな時、どこに相談すればいいのか、まず何から始めればいいのか――。今回のセミナーでは、米国で活躍されている小児科専門医の松浦 有佑先生をお迎えし、わかりやすくお話しいただきます。 📅 開催日 🕖12月5日(金) 8:00〜9:30pm(米国東部時間)/5:00〜6:30pm(米国西部時間) 🕗 12月6日(土)10:00〜11:30am(日本時間) 📍 オンライン開催(Zoom) 👶 参加費:無料(要事前登録) 👉 お申し込みはこちら 👨⚕️ 講師紹介:松浦 有佑 先生 米国小児科専門医。ワシントン大学・シアトル小児病院 小児行動発達フェロ
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11月12日読了時間: 2分


See’s Candiesで冬のファンドレージングが始まりました
寒い季節に、心を温める贈りものはいかがですか?FLAT・ふらっとでは、 See’s Candies(シーズ・キャンディーズ) を通じて冬のファンドレージングを行っています。 このキャンペーンの収益は、在米日本人の方々の健康や医療サポート活動に役立てられます。あなたのひとつの購入が、誰かの「安心」や「つながり」につながります。 💕 ご支援の方法 下記のリンクからオンラインショップへアクセスしてください。 👉 こちら お好きなSee’s Candiesの商品を選んで購入。 売上の一部がFLAT・ふらっとの活動費として寄付されます。 💗 みんなで作るあたたかい支援の輪 FLAT・ふらっとは、医療や健康に関する情報を日本語で発信し、在米日本人の方々が安心して生活できる環境づくりを目指しています。キャンディーを贈ることで、あなたもその活動の一員になれます🍬✨ ぜひご家族やお友達にもシェアして、一緒にご参加ください! 📅 キャンペーン期間 :2025年12月5日まで 📩 お問い合わせ :donation@flatjp.org 🌐 FLA
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11月7日読了時間: 1分


イリノイ大学シカゴ校看護学部の研究への参加をお願いします
こちらはがんの種類を問わず、がんと診断を受けた方に対するインタビューのお願いです。 本研究では、がんと診断された日系アメリカ人の方およびそのご家族の方を対象に、イリノイ大学シカゴ校看護学部のチームが開発したレジリエンス向上のためのウェブサイトについて意見を伺うインタビューへのご参加を募集しています。インタビューの所要時間は約1時間、対面またはZoomで、ご参加いただき参加してくださった方には謝礼として75ドルをお渡しさせていただいております。 ご協力いただける方はこちらのリンクから登録をお願いします。
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10月28日読了時間: 1分


連載シリーズ第1回「遺伝性がんって何?」
私たちが「がん」と聞くと、多くの場合は生活習慣や年齢などが関係していると考えます。実際、がんの多くは 偶然に起こる遺伝子の変化(後天的変異) によって発症します。しかし、全てのがんがそうとは限りません。なかには、 生まれつき持っている遺伝子の変化 によって、がんにかかりやすくなる体質を持つ方もいます。これを 「遺伝性がん」 と呼びます。そんな遺伝性がんについてこれから連載をしていきたいと思います。まずは第1回目「遺伝がんって何?」です。 🌿 遺伝性がんとは? 遺伝性がんは、親から子へと受け継がれた遺伝子の変化(変異)によって、がんのリスクが高くなるタイプのがんです。たとえば次のようなものがあります。 遺伝性乳がん・卵巣がん症候群(HBOC) :BRCA1、BRCA2という遺伝子の変化によってリスクが上昇します。昔、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんがこの遺伝子変異を持ち、がんの発症予防の為、乳腺、卵巣を摘出したことが話題になりました。 リンチ症候群 :大腸がんや子宮体がんなどのリスクが高くなる遺伝性疾患です。 家族性大腸腺腫症(
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10月24日読了時間: 2分


オンライン医学研究参加者、募集中!
アメリカ在住のアジア系乳がんサバイバーを対象としたオンライン研究にご協力ください。 こちらの研究はUniversity of Texas Austin, School of Nurisng のチームがアジア系乳がんサバイバーの方のがんによる痛みや鬱症状の緩和に開発したオンラインプログラムがどれだけ効果的であるかをテストする研究です。 研究への参加登録はこちらからも行えます。 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdpBcwGlvOHconfNJQglo2Ag5aPv-3WkSjbvLTK03s-JRkHwA/viewform
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10月22日読了時間: 1分


2025NY日系人会主催第19回秋のヘルスフェア:FLAT・ふらっと無料ウェビナー「身近に潜む要注意のお薬〜その薬、大丈夫? 知っておきたい身近なリスク〜」がYoutubeで視聴可能になりました
2025年10月5日に開催されましたNY日系人会主催第19回秋のヘルスフェア FLAT・ふらっと無料ウェビナー「 身近に潜む要注意のお薬〜その薬、大丈夫? 知っておきたい身近なリスク〜 」がYoutubeで視聴可能になりました。 こちらからどうぞ FLAT・ふらっとでは様々なwebinarを開催しております。質疑応答は当日の講演のみとなりますので是非、ライブでご参加ください。お待ちしております。
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10月20日読了時間: 1分


アメリカ家庭の救急箱〜備えておきたい常備薬〜
FLAT・ふらっとは、「第8回バーチャルくらし応援フェア」に参加します。 10月18日(土)4:00pmー5pm:(EDT) 参加無料・事前登録制 https://nylife.zoom.us/webinar/register/WN_o1bKrz9zR9iOeM41sZTU...
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10月12日読了時間: 1分


2025年ノーベル医学生理学賞「末梢免疫寛容に関する発見」
2025年のノーベル医学生理学賞は Mary E. Brunkow博士, Fred Ramsdell博士、そして坂口志文博士に送られることが発表されました。 🥇受賞理由 これまで、免疫系は「何を攻撃すべきか/何を守るべきか」を判断することが極めて繊細なバランスで維持されて...
FLATふらっと
10月8日読了時間: 2分


10月は乳がん啓発月間(Breast Cancer Awareness Month)です
10月は、世界的に「乳がん啓発月間」として、乳がんの早期発見・早期治療の大切さを伝えるさまざまな活動が世界中で行われます。アメリカでも全国各地でランドマークのピンクライトアップやチャリティイベント、啓発キャンペーンが開催されており、街がピンク色に染まる時期です。...
FLATふらっと
10月3日読了時間: 2分


なぜトランプ氏は「タイレノールが自閉症の原因」と発言したのか?専門家報酬、訴訟、SNS…科学的根拠なき主張の裏側を徹底解剖
山田悠史医師の「医者のいらないニュースレター」より。医者のいらないニュースレターの登録は こちらから トランプ政権が「妊娠中のタイレノール使用は自閉症を引き起こす」と警告し、世界中の妊婦に衝撃を与えました。しかし、その最大の根拠とされた「ハーバード大学学部長」の研究は、司法...
山田悠史
9月30日読了時間: 6分


無料オンラインセミナー 「身近に潜む要注意のお薬〜その薬、大丈夫? 知っておきたい身近なリスク〜」
NY日系人会主催、第17回秋のヘルスフェアにて無料オンラインセミナー 「身近に潜む要注意のお薬〜その薬、大丈夫? 知っておきたい身近なリスク〜」 を開催します。 日時:2025年10月5日(日)19:00~20:30 (EDT) 形式:Zoomウェビナー ...
FLATふらっと
9月30日読了時間: 1分


「先生、死にたいです」その声にどう向き合うか。NY州「尊厳ある死」へ歴史的転換点
医者のいらないニュースレターの登録は こちらから 米ニューヨーク州において、終末期の患者が自らの意思で死を選択することを認める「医療的死亡援助(Medical Aid in Dying: MAID)」の合法化に向けた法案が、州議会を通過しました(1)。...
山田悠史
9月30日読了時間: 7分


日本に広がる「エビデンスのない医療」への警鐘
FLAT・ふらっと代表理事の 山田悠史先生 が、最近の記事の中で強い警告を発されています。テーマは、日本で広がる「エビデンス(科学的根拠)のない医療」についてです。 ❗ なぜ問題なのか? 分子整合栄養医学や「エクソソーム点滴」など、科学的に有効性が確立されていない自由診療が...
FLATwebmaster
9月22日読了時間: 2分


FLAT・ふらっとの活動が紹介されました
🎥 FLAT・ふらっとの活動が フジサンケイグループFCI 日本語放送情報サイト の YouTubeで紹介されました このたび、FLAT・ふらっとの活動「シニアカフェ」と、代表理事の山田悠史先生の老年医療への取り組みが、 YouTube で紹介されました。...
FLATふらっと
9月16日読了時間: 1分


なぜ経済界トップは辞任したのか?新浪氏報道から考える、日本と世界「大麻をめぐる断絶」
山田悠史医師の「医者のいらないニュースレター」より。医者のいらないニュースレターの登録は こちらから 経済同友会の新浪剛史氏が、海外で購入したサプリメントを巡る騒動で辞任した一件は、大麻に対する日本の法律や社会の厳しい現実と、世界の潮流との「断絶」を浮き彫りにしました。本記...
山田悠史
9月9日読了時間: 8分


The 12th Annual US–Japan Conference に参加
日本大使館、AMED共催の the 12th Annual US–Japan Conference に参加しました。 9月5日、ワシントンD.C.の日本大使館旧大使公邸にて、日本大使館と日本医療研究開発機構(AMED)が共催する 第12回 日米オンコロジーカンファレンス ...
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9月8日読了時間: 3分


新型コロナワクチンの安全性について
皆さん、こんにちは。「FLAT・ふらっと」です! 今回は、在米の皆さんが気になるであろう新型コロナウイルスワクチンの安全性について、米疾病対策センター(CDC)の情報を基に、わかりやすくお伝えします。 そもそも新型コロナウイルス感染症とは?...
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9月2日読了時間: 2分


血液でわかる「臓器年齢」とは?長寿の鍵は脳と免疫、そして生活習慣にあり?
山田悠史医師の「医者のいらないニュースレター」より。医者のいらないニュースレターの登録は こちらから 。 「〇〇歳だけど、それより若く見られる」、「実年齢より老けて見られるけれど、健康には自信がある」。私たちの「年齢」は、暦通りの年齢(実年齢)や外見だけでは測れない部分があ...
山田悠史
8月26日読了時間: 5分
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