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「FLAT・ふらっと」共催イベント 左手セラピー

  • 執筆者の写真: Mika Kuramoto
    Mika Kuramoto
  • 8月23日
  • 読了時間: 2分

3年前から理事として参加させていただいているNPO法人「FLAT・ふらっと」は、

在米日系人の医療と健康をサポートする団体。

患者同士の交流の場となるサポートミーティングや医師によるウェビナーを開催し、

孤独な戦いにならないよう、心の支えとなるコミュニティ作りを目指している。

婦人がん系患者対象の前身団体から現在の組織になって、サポートする範囲が広がり、

私が担当しているスペシャルニーズの療育支援や、シニアの方が集うシニアカフェ、

がんサバイバーのためのラン/ウォークや、誰でも参加できるチェアヨガなど、

様々なプログラムが用意されている。

 

過日、NYのアートギャラリーで、「左手セラピー」というワークショップが開催された。

講師は、日系人アーティストを支援する団体を主宰するいたみありささん。

「普段あまり使わない非利き手(多くの方は左手)」を使って文字やアートを描くことで、

脳の活性化や感情の解放、認知機能の向上を目指すという企画。

 

「ふるさと」をテーマにしばし瞑想した後、1本のペンを左手に持って自由に線を描く。

次にそこから好きな色を足して、各自がイメージするふるさとの記憶と交錯させていく。

非利き手しか使えなくとも、最後にはきちんとした題目のつくアートが完成する。

 

参加者は、普段「シニアカフェ」によく参加してくださる方々が中心であったけれど、

102歳で現役の書道アーティスト女性や、高身長で溌剌と気品溢れた91歳男性など、

各人の生き様に、私は終始感銘を受けっぱなし。

 

オンラインだけでは得ることのできない直接の温かみは、やはり人の心を打ち解かす。

こういう活動を1人でも多くの人に知っていただくことが、我々の使命なのかもしれない。

 

「FLAT・ふらっと」の活動が、より多くの方の救いになることを願っています。


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