リンパマッサージで痴呆症予防!
- FLATふらっと

- 6月24日
- 読了時間: 2分
更新日:8月4日

最近の研究で、「首のリンパの流れをやさしく刺激することで、脳脊髄液(CSF)の排出が促進される」という驚きの発見が報告されました。
この発見は、将来的に認知症、偏頭痛、脳のむくみなどに対する新しい予防法やケア方法として活用される可能性があり、私たちの健康習慣にも関係してくるかもしれません。
❓CSF(脳脊髄液)って何?
脳の中では毎日、新しい脳脊髄液が作られ、古くなった液とともに老廃物(たんぱく質のカスやアルツハイマー病の原因と言われているアミロイドβなど)が排出されています。この流れが滞ると、アルツハイマー病やパーキンソン病など神経変性疾患につながる可能性があるといわれています。
🧪研究の概要:非侵襲的な手法でCSF(脳脊髄液)の排出を促進
この研究では、機械を用いて、首の両側にある「頸部リンパ管(cervical lymphatics)」をやさしく圧迫・リリースする操作を行いました。すると、CSFがより効率的に脳から排出され、リンパ系を通じて体外へ運ばれることが確認されました。また年老いてCSFの排出が低下したマウスもリンパマッサージによってCSFの排出が回復することも確認できました。
💆♀️ということは?
リンパマッサージで脳の中にある老廃物を効率よく排出できるということ。つまりはリンパマッサージでアルツハイマー病など、痴呆症が予防できるのかもしれません。
🏥 FLAT・ふらっとからのメッセージ
脳の健康に関する情報は、英語や専門用語が多く、内容が難しく感じられることもあります。FLAT・ふらっとでは、アメリカで暮らす日本語話者の皆さまに向けて、こうした最新の研究や話題をやさしい言葉で、実生活に役立つ形でお伝えする活動を続けています。
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参考文献




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