11月は糖尿病啓発月間 〜血糖値を知ることから健康を守る〜
- FLATふらっと
- 11月13日
- 読了時間: 2分

11月はアメリカでは American Diabetes Awareness Month(糖尿病啓発月間) として、糖尿病の予防・早期発見・管理の重要性を呼びかける時期です。
糖尿病は誰にでも起こりうる病気であり、特にアジア系(日本人を含む)は、やせ型でも発症しやすい傾向があることが知られています。
ふらっとでは、在米日本人の皆さんがアメリカで安心して糖尿病の検査や治療を受けられるよう、正しい情報をお届けします。
🇺🇸 アメリカで糖尿病が増えている理由
アメリカでは現在、約3,400万人が糖尿病を持ち、8,800万人が「前糖尿病」と言われています。糖尿病は放置すると、心臓病や腎臓病、視力障害など深刻な合併症につながりますが、早期に発見し、適切に管理すれば予防できる病気でもあります。
在米日本人の方の場合、
生活リズムや食習慣の変化
英語での診察や保険制度への不安
和食とアメリカの食文化の違い
など、糖尿病のケアに関して特有の課題を抱えることがあります。
🍱 血糖値を安定させる生活のヒント
食事バランスを見直す
白米やパンなどの炭水化物を摂りすぎず、野菜・たんぱく質を意識しましょう。外食が多い場合は、ドレッシングやソースの糖分にも注意しましょう。
運動を習慣にする
1日30分程度のウォーキングやストレッチでも効果があります。
定期的に検査を受ける
年に一度の健康診断で、A1C(ヘモグロビンA1c) や 空腹時血糖 のチェックを。家族に糖尿病がある方は、より早めの検査が勧められます。
CGMs: Continuous Glucose Monitors(持続血糖測定器)を活用する
現在、簡単に24時間血糖値をリアルタイムで測定できるデバイスが処方箋なしで使用することができます。
🩺 糖尿病は「予防」と「管理」で変えられる
糖尿病の多くは生活習慣によって発症し、またコントロールも生活習慣によって大きく変わります。前糖尿病の段階で体重を少し減らす(5〜7%)だけでも、発症を大きく遅らせることができるという研究もあります。
💬 FLAT・ふらっとからのメッセージ
11月は、自分や家族の健康を見つめ直す良い機会です。血糖値を「知る」こと、生活を「整える」ことが、未来の健康を守る第一歩になります。
ふらっとでは、糖尿病予防や食生活に関する日本語での情報提供を続けています。何か質問があればお気軽にふらっとまでご連絡ください。
